衣類を真っ白にする洗濯洗剤、本当に大丈夫なの?
2017/05/25
コマーシャルで大々的に「驚くほど白くなる」とか「史上最強の〜」といか言ってる洗剤もあるわね。それって、本当なのかしら?
中には「すすぎ1回」を宣伝してるのもあるわよね。
これらの成分表示を見てみると、
界面活性剤(60%、高級アルコール系(陰イオン)、高級アルコール系(非イオン)、脂肪酸系(陰イオン)
とか書いてあるのよ。
高級アルコールって、なんか良さげ、なんて思っちゃダメよ!高級アルコール系って実は
「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」
「ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩」
っていう、長ったらしい名前の有害化学物質だったりするのよ!
もちろん2001年に施行された「化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)でも有害化学物質の第1種に指定されているの。
PRTR法って、「人の健康を損ない、動植物の成育に支障を及ぼす化学物質を指定し、その使用を減らす」という目的を持ってつくられた法律で、全政党が賛成したのよ。
こんな指定成分を使っておきながら、洗濯物が白くなるって宣伝して平気で売られているのね。アトピーの人はもちろん、洗濯物に成分が残って肌に直接ついてしまうから、気をつけないといけないわ!
わたしたち消費者が、しっかり成分表を見ることは本当に大切ね。
もっと怖いのは「すすぎ1回」っていう謳い文句よ。すすぎが1回ですむなら、確かに時短にはなるし水も節約できるかもしれないわ。でもね、すすぎ1回しかしなかったら、すすぎ3回した時の100倍以上も洗剤が衣類に残っているんですって!
アトピーなら、絶対に避けたい倍率よね。もしすすぎ1回でOKと書いてあっても、家では2回以上した方がいいわね。
それにね、「無添加」って書いてある洗剤でも、蛍光剤と漂白剤、それから着色剤を使ってないだけで、主成分はあの長たらしい名前の「ポリオキシエチレンアルキルエーテル」とかだったりするの。無添加って書いてあるからって、
“何が無添加”かはよく見ないとわからないようになってるのよね。確かに“合成界面活性剤が無添加です”
とは書いてないものね。ウソじゃないけど、ハッキリ書かないことで、消費者をだまそうとしてるのかしら?
とにかく、パッケージに書いてあることや広告の台詞は一回疑ってかかった方がよさそうね!
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