実感がないからこそ、皮膚からの吸収を知ろう!
2016/11/24
「貼付薬」というのを見たことがありますか?
喘息や狭心症、婦人科で使われているホルモン剤など、肌にシールのようにペタンと貼るタイプのお薬なんです。
「これで本当に効果があるの?」と思うでしょう?
これがつまり、医学的に経皮吸収が認められているという証拠なんですよ!
医療薬からも見直されている経皮吸収
貼付薬は、皮膚に貼ってそこから薬が浸透して身体の中で作用するしくみになっています。
そして、薬の性質によっては、持続時間が長かったり、肝臓を通らないので、届けたい場所に直接薬を届けたりできて、「飲む」よりも「貼る」方が効果的なこともあるんですって!
このことから、もうわかりますよね!皮膚から吸収したものが、身体の中までしみ込んで、身体全体に行き渡るということが。
もしこれが、薬でなく、有毒性の高い化学物質だったらどうでしょう?有害化学物質が全身に行き渡ってしまい、どんどん溜まってしまいます。
●無意識だから、一番危険!
溜まった毒素は「もうダメ!」という限界の量にいくまで、自覚症状が出ません。
そしてあふれた時にアトピーなどの症状が出始めます。
やっかいなのは、皮膚から吸収される時って、痛みも刺激もほぼ感じないこと。だから経皮吸収について軽く考えがちなのですが、毒素をいっぱい吸収して「もう限界!」と、アトピーやアレルギーという症状になってはじめて、気付くのですね。
それでは遅すぎるので、皮膚障害やアトピーなどのアレルギー、婦人病などを起こす前に、肌に触れるものから有害な物質が吸収されているということを知って欲しいのです!
身体にたまった有害な物質が、どうやって身体に入ってきたかを特定したり、実証したりするのはとても難しいのです。
けれど、皮膚から吸収された毒素が解毒しにくく、溜まりやすいということはわかっています。
実際に、婦人科や皮膚科のドクターたちも本を書いたりして、たくさん注意を呼びかけているのですよ!
食べ物にはすごく注意しても、皮膚に触れるものに無頓着ではありませんか?
やはりこういったところが経皮吸収の恐ろしいところだと思います。
●条件次第で吸収率が上がる?!
元々、お肌にはバリア機能があります。本来なら、とても強力なんです!
それを壊してしまうのが、日用品に多用されている合成界面活性剤なのですね!
そして、バリアの壊された皮膚からは、悪い物質も吸収されてしまい、しかも化粧品などには「お肌に浸透する」などという謳い文句のもと、しみ込みやすい物質も含まれているんです。これでは美容成分と一緒に、毒素まで浸透してしまいます。しかも、余計に吸収率を上げているのです!
しっかり自覚して、意識して日用品を選んでいきましょう!
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