そもそも、合成化学物質ってなんなの?アトピーとの関係は?
2016/11/30
なんだか「合成化学物質」って、聞いただけで怖い感じがしませんか?
意味的には単純に“化学的に合成された物質”ということなんでしょうけど、本当のところ、これらは何を差しているのでしょう?
その歴史はまだ100年ほど。
それなのに、急激に世界に蔓延し、急速に世界を汚染の渦に巻き込みました。
例えば、プラスチック製品、ビニール製品、工業材料、食品添加物、農薬、合成界面活性剤、合成添加物、合成香料、合成着色料……、あげればキリがありませんが、どれもわたしたちの身近で、どれも生活の中で使っているものですね。
もちろん、これらの製品は、わたしたちの生活を飛躍的に便利にしてくれました。
100年前には、すべてが手動で、家事に一日追われていたものが、スピーディで便利で楽に行えるようになったのです。
さて、これらは何からできているのでしょう?
答えは、「石油」です。
安く大量に製造できることから、石油を原料とした合成化学物質が作られるようになりました。
人間が合成して作り出したものですから、もともと自然界には存在しないもの。
だから、水に流したり、土に埋めたり、燃やしたりしても自然に帰りにくく、分解されずに毒性が残ってしまうのです。
もともと自然界にないものですから、生物にはいらないもの、という言い方もできますね。当然ながら、身体にいい作用がある訳もなく、現代のアレルギー疾患、アトピー性皮膚炎の増加とも何らかの関係があるのではないかと言われています。
さらに怖いのは、生物のホルモン作用を乱す「環境ホルモン」です。
有害性が高いと認められたものは、すでに製造中止になっていますが、それでも、環境ホルモンは間違いなく存在しています。
それに、合成化学物質のほとんどは、分子が小さく、脂肪になじみやすいという特徴があります。
だからこそ、口からだけでなく、吸入や経皮毒から身体の中に侵入してきやすいのです。
見えないから、証拠がないからといって、便利な合成化学物質をむやみに使うことを見直してみませんか?
日用品の成分表から、確認してみましょう!
77