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肌トラブルの「アレルギー性反応」って、どうして起こるの?

      2017/01/18

肌トラブルの「アレルギー性反応」って、どうして起こるの?

アレルギーとアトピーは違うっていうけど、反応が起こるメカニズムは似ているのよ。

アレルギー性反応って、簡単に言うと、身体の中に侵入してきた異物を、撃退しようとして過剰に反応してしまうことなの。もともとは身体を守るための防御システムだったのに、過剰に反応してしまうことで、自分自身も傷つけてしまうのね。だから、炎症を起こしたり、かゆくなったりっていう症状が出るの。

肌トラブルの「アレルギー性反応」って、どうして起こるの?
さて、問題はこの「異物」なんだけど、アレルゲンって呼ばれてるわね。有名どころのアレルゲンは、花粉やダニ、ハウスダスト、動物の毛、タバコや化粧品だったりするけど、食べ物でもタマゴや牛乳、サバやソバなんてもので起こす人もいるわ。

本当に人それぞれで、特定するのは本当に難しいの。
もしアレルゲンが特定できれば、それを避けることができるわね。

どうしてアレルゲンで過剰に反応してしまうのかというと、表皮には有棘層というところがあって、そこにある細胞から抗原を示されるの。これを受け取ると、抗体を作って防御しないといないかどうかを判断。

「抗体を作って撃退しろ」という指令が出たら、最終的に免疫グロブリンというものを発生させて、抗原から守るの。この時に出る物質が、お肌の炎症を引き起こすのよ。

この過剰な反応こそが、Ⅰ型アレルギーと呼ばれるアトピー性皮膚炎や花粉症なの。

ほかにも、抗体を作らずに抗原から守る時にもアレルギー反応が起こる時があって、この場合はアレルギー反応が出るのが遅いと言われてるわ。それが、アレルギー性皮膚炎や移植臓器した時の拒絶反応なんですって。
肌トラブルの「アレルギー性反応」って、どうして起こるの?

同じアレルギーでも、そのメカニズムで起こり方が違うのね。

どちらの場合でも、化粧品の刺激で起こることが多いと言われているから、本当にちゃんとした安全なものを選びたいわよね。

メカニズムを逆から言えば、抗体を作って撃退しろという命令が出ない、もしくは、命令が出ても免疫グロブリンを作り出す物質を出さなければ、アトピー性皮膚炎は起こらないということになるわね。

そんなに単純ではないけれど、皮膚につける化粧品には、特に注意をして欲しいの。
アレルゲンをできるだけ侵入させないための、健康なバリアを持ったお肌がいかに大切かってことがわかるわね。

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