肝臓がデトックス!解毒作用ってなに?
2016/11/24
デトックスって、女性にとって永遠のテーマ!
いつまでも若く美しくいたいなら、肝臓の解毒作用のこと、よく知っておくといいですよ。
上手に肝臓に働いてもらったら、例え身体にとっての毒が入ってきたとしても、きれいに解毒して身体の外に追い出してくれます。
肝臓は一大化学工場!
肝臓が「沈黙の臓器」って言われることは、有名ですよね!
肝臓自体は痛みを感じることがないから、そう言われているんですって!
生体肝移植で、健康な人が肝臓を病気の人にあげることもありますが、あげた肝臓は、自力で元の大きさにまで復活するというから、驚きの強靱さです。
さて、この肝臓、私たちの身体にとって大きな大きな役割を担っています。
胃腸で消化吸収された栄養素は、肝臓が出すいろんな酵素によってエネルギーと身体を構成するものに作り替えられているんです!
つまり、化学合成をして物質を変換して再利用するんですね!
例えば、炭水化物や脂肪は、エネルギーに交換して、すぐに使わないものはグリコーゲンに変えて貯蔵するの。
うっ、だから食べ過ぎると……。
たんぱく質は、アミノ酸に変換してくれて、身体をつくるものになるのですね。
解毒作用ってなに?
肝臓のもう一つの重要な働きは、毒性のある物質を毒のないものに変換するということなの。
私たちが食べてしまったものは、胃腸で消化吸収されるけど、有害物質はそのまま肝臓まで来てしまいます。
肝臓では、その有害物質を、酸化→還元→抱合作用という過程を経て、毒性のないものにしてしまうのよ。
その後は、尿となって身体の外に出て行くのね。
血液に含まれてしまった有害物質も、肝臓を通過するから、ここで解毒されます。
肝臓で解毒されないケースも?
肝臓に病気がある人や、高齢で肝臓の能力が弱まっていると、解毒されないこともあります。
女性が一番気をつけて欲しいのは、お腹に赤ちゃんがいる時!
赤ちゃんは、肝臓がまだ未熟で上手に働けないから、解毒できずに、有害物質の影響を受けやすいのです。
しかも!ダイオキシンという環境ホルモンは、肝臓でも解毒されにくい上に、尿や便になる前に、腸でもう1度吸収されてしまうという最悪な性質があるのよ!
そして経皮毒が一番恐ろしいのは、皮膚から入ってきた有害物質は肝臓を通らないことです。肝臓で解毒作用を受けないまま、全身を有毒物質が流れる……、怖いと思いませんか?
まずは、肝臓を労ってあげる生活をしなくちゃね!
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