「表示指定成分」のパラベンって何?
2017/06/15
最近は無添加化粧品が多くて、よく「使用していません!」って協調されてることが多い「パラベン」という成分。
防腐剤として添加されてるってまでは知ってる人も多いと思うけど、じゃあ、どうして化粧品やシャンプーに防腐剤が必要なのかしら?
それは、「薬事法」という法律で、化粧品は原則として3年間の品質保証期間が必要としているからなの。
3年って、長いわよね。防腐剤なしじゃ、水だって腐っちゃうかもしれないのに、ましてやいろんな成分が入ってる化粧品やシャンプーなんかの日用品は、ますます危ないわよね。
そう考えると、防腐剤の入ってない化粧品なんて、逆に危険なものだと思わない?
だから、何らかの形で、ほとんどの化粧品に防腐剤は入っているのよ。ただパラベンではないってだけなのね。
パラベンがここまで嫌われることになったのには、理由があるのよ。それは、敏感肌の人やアトピーの人が使うと、接触性皮膚炎を起こすことがあったりするからなの。肌が荒れるのよね。
それに、間違って飲んだりするとむかつきや嘔吐、酸性症や発疹、肝炎なんかを引き起こすと言われているの。飲まないまでも、化粧品の経費毒で皮膚から吸収されると……、絶対大丈夫とは言い切れないわよね?
それに、パラベンは環境ホルモンの「アルキルフェノール」というものと似た性質を持っていて、女性ホルモンに似た働きをして、身体のリズムを狂わせたりする可能性もあるのよ。
とにかく、アトピーや敏感肌の人は避けたい成分よね。
化粧品には全成分が表示されてるわよね。実は医薬部外品には「表示指定成分」というのがあって、逆に言えば、指定されてない成分以外は、表示しなくてもいいというルールがあるの。
最近では自主的に医薬部外品にも全成分表示されてることが多いけど、法律で決められてるワケじゃないから、もしかしたら表示されてないこともあるってことは覚えておいてね。
パラベンはその医薬部外品の「表示指定成分」にも指定されてるのよ。「アレルギーなどの皮膚障害を起こす恐れのある物質」が表示指定成分になってるので、これはもう、徹底的に避けた方がいいのかもしれないわね。
皮膚が弱い人は、成分表示に気をつけてくださいね。
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