洗濯中やシャンプー中、だんだん泡が消えるのはどうして？
2017/08/10
合成界面活性剤を避けて、石けんとか石けんシャンプーを使っていると、たしかに洗濯の途中とかシャンプーの途中で泡が立たなくなってくること、あるわよね。
これって、石けんの界面活性剤が汚れの表面にくっつきはじめて、だんだんと活性成分が少なくなってくるからなのよ。逆に言えば、ちゃんと汚れが落ちているということになるんじゃないかしら。
それに比べると、合成洗剤とか合成シャンプーは濃度が薄くても泡立つ性質があって、最後まで泡が消えないのね。きちんと洗えてる気がして、こっちの方がいい気がするけど、泡が消えないってことは、すすいでも洗剤成分が残る可能性が高いってことじゃない？
実際に、排水溝や川が合成洗剤によって泡だってしまって、社会問題になったこともあるわね。あれだけの水がある場所にあっても、泡が消えないなんて、実は怖いことなんじゃないかしら。
洗濯中やシャンプー中に消えてしまうくらい、石けんの泡切れはいいってことよね。すすぐと水の中のカルシウムと石けんが結びつくから、水に溶けないカルシウム石けんになるからなのよ。
でもやっぱり、洗濯中やシャンプー中に泡が消えてしまうのは困るから、どうしたらいいのかしら？
洗濯の場合は、粉石けんを溶かしてよく泡だったところに洗濯物を入れてね。洗濯物を入れた途端に泡が消えることがあるけど、これは洗濯物の表面に石けん成分が集まって、水に溶けてる石けん成分が減ってしまうからなの。
つまり、石けんの量に対して洗濯物が多いってことね。一度にたくさん洗いたいのはわかるけど、洗濯機の回転も悪くなるし、泡が立たないと十分な洗浄力も期待できないから、洗濯物は少なめにするといいわね。途中で泡が消えちゃったら、液体石けんを足してあげるといいわよ。
また、石けんシャンプーの泡切れも、同じように髪や頭皮の汚れに石けん成分が反応してるから泡が立たなくなるの。髪や頭皮は切れに見えても、ほこりや皮脂汚れ、汗やスタイリング剤なんかで結構汚れてるのよ。
石けんシャンプーの泡だちをよくするには、石けんをつける前に、よくぬるま湯で予洗をすること。これで80％の汚れは落ちるっていうから、試してみて。
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