洗剤の売上げは、広告宣伝費に比例する?広告の影響とは?
2017/06/07
テレビやインターネットで、洗剤や台所用洗剤のCMを見ない日はないわね!化粧品なんかもそうだけど、商品代金に宣伝広告費が含まれてることは有名な話だけど、一体、洗剤メーカーはどれくらいコマーシャルにお金を使ってるのかしら?
広告宣伝といっても、メディアはたくさんあって、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌をはじめとして、チラシや屋外の広告塔、電車内のポスターやダイレクトメール、それに現代欠かせないのはインターネットでの広告よね。
家中、街中いたるところに広告があふれていて、実はあんまり広告と意識していない人もいるわね。
ところで、自動車メーカーや家電メーカーも芸能人やスポーツ選手を起用して、カッコイイCMをたくさん流しているけど、それでも広告にかけるお金は、売上げの1〜2%だそうよ。
それに対して、ある大手洗剤メーカーは売上げに対して7.1%もの広告宣伝ひを使ってるっていうから驚きよね!
なんと、大手洗剤メーカー2社だけで、月にテレビで31時間、1日にすると62分もCMが流れているんですって。
もう、1つの番組ができちゃうわね!
ジャーナリストのバリー・コモナーさんという人は『なにが環境の危機を招いたか』という本の中で、「イギリスの調査によると、洗剤の売上げには、洗剤の質よりも宣伝費がもっとも影響することが明らかになった」と指摘しているのよ。これは1972年の本だけど、現代でもバッチリ当てはまると思わない?
じゃあ、石けんもバンバンコマーシャルを流せばいいのに!と思うけれど、悲しいかな、石けんメーカーは中小企業が多いから、そんなに宣伝広告にお金をかけられないのね。
でも、地道に「石けん運動」をしてきたおかげで、最近は確実に石けんを使う人が増えているそうよ。おまけに「合成洗剤はなんとなく不安」と思っている人が70%もいるそうで、日頃使っている洗剤や台所用洗剤が、コマーシャル通りではないという“CMのウソ”に気づきはじめているのかもしれないわね。
宣伝広告はしていなくても、地球とお肌にやさしい石けんを探してみるといいわね!
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