「植物性」「植物由来」なら安全!と、思っていませんか?
2016/12/03
欧米では完璧なベジタリアンもいて、なんだか健康的なイメージがありますよね。
化粧品や日用品も、「植物性」と書かれていたら、なんとく信じていませんか?皮膚科でも、肌荒れで受診した人に普段使っている化粧品をたずねてみると、
「植物性だから大丈夫だと思って」
という人が少なからずいるようです。
しかし、草まけなんていうのは、植物によるアレルギー反応だし、毒性の強い植物は他にもたくさんあるのですよ!
植物性だから安全という、頭からの信頼は、一度捨ててしまいましょう!
●食べられる野菜なら安全なの?
では、食べられる野菜なら安全だよね?と思った方。
いえいえ、そんなことはありません。
例えば、セリ科やミカン科のパセリ、セロリ、人参、セリなどは色素沈着という光毒性があるのです。
つまり、シミの元?!
欧米には、手作りセロリ化粧水などがあるようですが、これはあくまでも日焼けを好む欧米人の習慣である、ということをお忘れなく!
また、ミカン科の果実をお風呂に入れるなんてことも、よく見かけますが、成分が肌にそのまま残っている状態で日にあたると、かぶれたり日焼けしたりする可能性もあります。
よく知らずに「安全だ」と頭から信じてしまうことは、本当に危険ですので、植物安全神話は一度ゼロにしてくださいね。
●手作り化粧品に使われる皮膚炎の恐れのあるもの
アトピーの人や、敏感肌の人は、化粧品を自分で作ることも多いかと思います。そこで、以下に気をつけた方がよい植物を挙げておきますので参考にしてみてください。
・アスパラガス・アロエ・イチジク・大麦・キウイ果実・グレープフルーツ・ゴマ・コンフリー・サトイモ・サニーレタス・ショウガ・セロリ・ソバ・ダイコン・タケノコ・タマネギ・タンポポ・ドクダミ・トマト・人参・ニンニク・ネギ・パイナップル・パセリ・パパイヤ・ピーマン・ブロッコリー・ほうれん草・マンゴー・ミツバ・ムラサキツユクサ・モモ・ライム・レタス・レモン
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