皮膚から起こる、全身〜心への影響とは?
2017/02/27
最近は、美容でも健康でも「紫外線は敵だ!」みたいに言われてるけど、実は日光に当たることが必要だって知ってた?
もちろん、当たりすぎると皮膚ガンの原因になったり、シミやしわの原因になったりして、良いことないけど、全く当たらないとビタミンDが作られなくなって、骨軟化症やくる病、季節性うつ病などを引き起こすと言われるわ。
ただし、骨を作るには特別に日光浴の必要なんかはなくて、普通に毎日20分程度外出する生活をしているなら、自然にしていれば十分な量だそうよ。
以前は母子手帳に書かれてた「赤ちゃんの日光浴」も、今は削除されたんですって。もちろん、皮膚ガンを心配してのことよね。
乾癬という皮膚の病気には、骨の異常があることがあって、皮膚がビタミンDを合成できないためだと考えられているの。最近では、アトピー性皮膚炎の人がうつ状態になることがあると、問題になっているの。こうなってくると、皮膚の病気と他の臓器とか心の病気の関係って、あるように見えてくるわね。
紫外線に当たらない、季節性うつ病になるってこともあるし、全くの無関係じゃなさそう。実際に、皮膚っていろんなホルモンや情報伝達をしていて、逆に皮膚の異常や病気が、臓器や心の異常を引き起こしてるんじゃないか?なんて思えてくるわ。
アトピー患者のうつ病については、思春期で外見を気にする時期にさしかかると、抑うつ状態になると言われているの。でも、アトピーの人の肌はサイトカインという神経系に影響を与える物質を放出しているから、心にも影響を与えてないとは言い切れないわよね。
もしかしたら、皮膚の状態が悪くなることで、健康な皮膚では合成しないような物質がつくられてたり、逆に健康だと作れるものが作れなくなったりして、精神状態にまで影響を及ぼす可能性も捨てきれないわ。
いずれにしても、皮膚の状態が内臓や心にまで関係しているかもしれないってことね。皮膚は身体全体を覆っていて、情報量も多くて免疫システムまであるのよ。身体の中で一番大きな臓器なんだから、全身に影響してもおかしくわないわよね。
アトピーやアレルギーで苦しい人も、早くそこから抜け出せるといいのだけれど。そのために、一緒に勉強していきましょうね!
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