手作り石けんの作り方は?家でもできるの?
2017/08/20
台所用洗剤は、とっても強い洗浄力があることは知ってるわよね。これって合成界面活性剤が入ってて、汚れもよく落ちるけど、環境も汚しているのよね。もちろん、あなたのお肌も。
石けんがいいっていうけど、結局は石けんも色々あって選べないし、自分で作っちゃうのが一番安全じゃない?ってことで、家で石けんを作る方法を教えるわね。
その前に、石けんがどうやってできるのかお勉強するわよ。
石けんの材料は、油脂とアルカリ。5千年前は、動物や植物油に木灰や灰汁、わら灰や海藻灰を混ぜて加熱することで作ってたのよ。
今は油脂とカセイソーダを反応させて作っているの。
ちょっと、2つの方法を紹介するわね。
【塩析法】
油脂とカセイソーダが反応すると、グリセリンができるの。このグリセリンをそのまま一緒に固めてつくられる石けんと、そのまま塩を入れてグリセリンを分離させて、上澄みの純粋な石けんだけを取り出す方法が、塩析法と呼ばれているのよ。
【石けんシャンプー】
カセイソーダのかわりにカセイカリを使うと、石けんが液状になるの。液状のものはすべて合成界面活性剤が入ってると思ってるかもしれないけど、これは石けんと同じだと思っていいみたいね。
じゃあ、お家でもできる「オリーブ石けん」の作り方を教えるわね。
<材料>
精製水 36g
焼酎 6g
水酸化ナトリウム 14g
オリーブオイル 76g
パーム油 11g
ヤシ油 19g
<作り方>
①ペットボトルに油脂を入れ、湯せんで約50℃まで温める。この時、油脂が膨張するため、時々ペットボトルのフタを開ける
②別のペットボトルに水酸化ナトリウムを「水+焼酎」のペットボトルに入れ、冷水でペットボトルごと冷やしながら振って溶かす
③①で温めた油脂を②のペットボトルに入れてフタをする
④タオルで包んで輪ゴムなどで固定し、約5分間振る
⑤とろとろの状態になるので、プラスチックのコップなど、好きな形の型にゆっくり流し込み、1ヶ月間熟成させる
オリーブオイルを天ぷらなんか揚げ物に使った廃食油にしてもいいのよ。他の油はレシピ通りに入れた方がいいわ。
⑤の時、好きな香りや天然色素で色を付けてもいいわね。
しっかり熟成させないと、アルカリが残ってるから、あせらないでじっくり待ってね!
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