環境ホルモンも合成洗剤から皮膚に吸収される?
2017/09/05
経皮毒は、合成界面活性剤などの有害化学物質が、皮膚から吸収されて身体の中に溜まってしまうことだったわよね。
これが、アトピー性皮膚炎とかいろんなアレルギーを引き起こしてると考えられているのよ。
合成洗剤の弊害といえば、もうひとつ大きな問題があって、それが環境ホルモンなの。昔大騒ぎしたこともあるから、名前くらいは聞いたことがあるかもしれないけど、身体の中に入り込むと、女性ホルモンと同じような働きをすることから「環境ホルモン」って呼ばれるようになったのかしらね。
環境ホルモンの何が悪いって、近頃の不妊に影響してるかもしれないってことよ。まず圧倒的に若い女性の婦人病が増えているそうなの。子宮筋腫や子宮内膜症なんかで、不妊になってしまうこともあるのね。
怖いのは、女性ばかりじゃなくて男性にも影響があるってこと。合成界面活性剤って精子を殺す作用もあるんですって。男性の無精子症とも無関係じゃなさそうよね。
おまけに、妊娠中の女性から、お腹の赤ちゃんにまで影響があるっていうから驚きじゃない?!
特に大切な器官がつくられる妊娠初期は、赤ちゃんに与える害も大きくなってしまうから、注意が必要よ。妊娠中の人はもちろん、将来赤ちゃんを産むかもしれない女性は、日頃から経皮毒には気をつけたいものよね。
特に避けたいのは「ノニフェノール」「オクチルフェノール」と呼ばれるものよ。「ダイオキシン」なんかも環境ホルモンとしては有名ね。
女性ホルモンのエストロゲンと似たような働きをするから、これが身体に入り込むと、身体は勘違いして生理周期がおかしくなったりと、生き物としてのサイクルやリズムを崩してしまうのね。
もちろん、川や海に流れ込むことで、環境が汚されて、そこに住む魚たちや動物たちまで汚染してしまうの。そして、それを食べる人間もまた、影響を受けてしまうってわけね。
これこそ、食物連鎖の悪循環よね。どこかで断ち切らないといけないわ。1人の力は小さくても、ひとり一人が心がけることで少しずつ変わっていくんじゃないかしら。
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