「合成界面活性剤」ってなにもの?
2016/11/24
合成界面活性剤は悪者か?
日用品に潜む「合成界面活性剤」が、よくない成分だってことはなんとなくわかってきましたが、では、これって一体なんのでしょう?
簡単に言えば、「界面活性剤」とは、水と油を混ぜ合わせるものです。油汚れが落ちるのは、この作用によるもので、洗浄効果があるのですね!
その中でも石油を原料とするものが「合成界面活性剤」と呼ばれるものなのです。
どうして「合成界面活性剤」がそんなに悪者みたいに言われるかというと、皮膚の内側にまで化学物質をしみ込ませてしまうからなんです。
化粧品には薬剤や有効成分を効果的に浸透させるために、わざわざ合成界面活性剤を配合したりしているのですよ!
これがどういうことかというと、肌に備わっている強力なバリア機能を、無理矢理こじあけて、有効成分どころか有害な化学物質までの肌の中に浸透させてしまう!!ということなんです。
どうです?「合成界面活性剤」は使った方がいいのでしょうか?
もちろん、いい成分も吸収してくれるので、一時的に保湿されたり、お肌によく感じたりしますが、使い続けると……、
お肌のバリア機能は失われ続け、しまいには皮膚の内部細胞まで傷つけてしまうことになるんです。
皮膚から浸入する合成界面活性剤
さて、皮膚から吸収された合成界面活性剤は、
そのあとどうなるでしょう?
血液の中に流れ込んで、わたしたちの身体のすみずみにまで届けられます。
身体のあちこちで障害が起こる可能性はもちろんゼロではなく、特に血液の代謝や浄化作用を受け持っている肝臓や腎臓に負担をかけてしまうと心配されています。
さらに、合成界面活性剤は塩素と結びつくと、とんでもないものを生み出します。
それが環境ホルモンと呼ばれて悪名の高い「ダイオキシン」。塩素は漂白剤や水道水にすら含まれているので、簡単にダイオキシンが発生する環境が生まれてしまいますね!
ダイオキシンは、女性ホルモンに似た働きをするとして、現代の婦人病の急激な増加の原因ではないかとも言われています。
合成界面活性剤は、血液を通して流れるので、あらゆる臓器に影響を及ぼします。子宮だって例外ではなく、もしお腹に赤ちゃんがいれば、赤ちゃんだってその影響を免れません。
大切な自分と、家族、赤ちゃんを経皮毒から守りましょう!
合成界面活性剤の多くは、日用品の中でも“洗浄するもの”に多く含まれています。
具体的にどうしたらいいか?も、今後一緒に勉強していきましょう!
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