皮膚は一番大きな臓器!まずは皮膚のことを知ろう!
2017/02/25
皮膚って全身を包んでいるわよね。
その役割を見ていくと、皮膚って実は「臓器」なのよ!しかも、身体の中で一番大きいの!びっくりよね。
具体的に、どのくらい大きいかというと、大人の皮膚を面積に治すと、1.6㎡、
つまりたたみ1畳分にもなるの。
なるほど、たたみに寝てみると、大体こんなものかなって納得しない?
そして、皮膚の厚さは場所によっても違うけど、だいたい1.5〜4mm、重さは約3㎏もあるんですって!
ちなみに脳は1.4㎏、内臓で一番大きい肝臓は1.2〜2㎏なんだから、皮膚はダントツに大きくて重いわけね!
じゃあ、この一番大きな臓器である皮膚は、どんな役割があるのかしら?まずは構造から見ていくわね。
一番表にあって、わたしたちが触れるのが「表皮」。とっても薄くて0.06〜0.2㎜しかないのよ。お肌がすぐ乾燥しちゃうのって、こんなに薄い表皮のせいかしらね。
さて、表皮はケラチノサイトっていう細胞で作られているわ。表皮の一番深いところでは細胞分裂が起こって、どんどん表面に向かってくるの。そして、なんと、自動的に死んでしまうんですって。
せっかく生まれたのに死んでしまうとは!と思うけど、これが「角質層」といって、死んだ細胞と脂質によって水を通さない膜になるのよ。
だから、皮膚の一番表面にあるのは、この死んだ細胞と脂質でできたものだってことなのね。
角質層の厚さは10〜20ミクロンって言うけど、1ミクロンって1000分の1㎜だっていうから、想像を絶する薄さね!こんなに薄くて、本当に大丈夫なのかしら?なんだか心配になるわね。
でも、手のひらや足の裏とか、特にかかとなんかは角質層も分厚いんだって。かかとがひび割れて薄い膜が剥がれることがあるけど、あれは分厚くなった角質層ってことね。
角質層は、時間が経つと垢になって剥がれ落ちるのよ。表皮の深いところで生まれ、死んだ後は角質層になって、最後は垢として剥がれるこのサイクルが、ターンオーバーと呼ばれるものなの。
健康な皮膚なら約28日でくり返されるんだけど、これが乱れると、いろんなトラブルが起きてしまうの。
アトピー性皮膚炎は、炎症が起こって極端にターンオーバーの期間が短くなってしまっている状態なの。皮膚の構造を知ると、アトピーのことも見えてくるかもしれないわね。
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